
オヒョウかイラクサか、アットゥシの生地のような樹皮布で装丁された美しい本。
アイヌ好きならきっとどこかで見かけたことがある本ではないでしょうか。
これはその中の「金工・漆器編」。文中では刀剣漆器編との表記もあるとおり、エムシ、マキリなどの大刀・小刀と、秀衡・南部などのアイヌに伝わる東北の漆器を纏めたもの。
待ち望まれて、復刻版と新装版、二回も装いを新たに世に出た本です。
金田一京助・杉山壽栄男両氏の著作ですからまさに真打ということなのでしょう。
ちなみに、第一巻は「服飾編」第二巻は「木工編」
[ハード/A4/59頁/モノクロ]
[見返シミヤケ少破レ・本文ヤケ少折レ]
お役立ち度 ★★
「郷土の研究シリーズ」と銘打った東北文化を纏めたシリーズのなかの一冊。
<木形子>は、こけしと読ませます。
著者は長年、山村の社会経済構造を研究してきた方。
山村の多数をしめる木地師村を外しては研究が進まないため、
自然と木地師、木形子に関わって来たといいます。
珍しい写真も多く、山村民俗研究としても面白い本です。
[カバー/四六判/220頁]
[カバー少痛ミ]
お役立ち度 ★★
日本民俗学の祖として知られる柳田國男の写真集です。
大まかな時代事に分けられた柳田國男の日々の写真は、生涯のアルバムと言った感じでしょうか。
巻末には大藤時彦、柳田為正による随想他収録。
[函/B5判/200頁]
[函少汚レ]
お役立ち度 ★★
こちらも柳田國男とならぶ日本民俗学の巨人、折口信夫についての一冊。
折口自身各地へ旅した事柄などが、門弟の一人である芳賀日出男氏の写真と、
その他22名の弟子たちの筆により綴られています。
身近の存在であった門弟たちの解説はそれぞれ読み応え十分。
研究資料としてお手許にあってもいい本かと思います。
[函/B5判/277頁]
[函少汚レ]
お役立ち度 ★★★
松本から始まった折口信夫と信州との繋がりを、折口没後二十年の契機に豊富な遺墨写真とともにまとめた一本。
アララギ関連の話もあるが、大部分は信州での講演を機に折口学問にふれた地元の<門弟>たちとの交流を軸に、折口と信濃との過去を綴っています。
[函/B5/131・148頁/モノクロ]
[函ヤケ・シミ]
お役立ち度 ★★